ドバイワールドカップ

http://www.youtube.com/watch?v=h4aIFZ57qck

◆日本の馬、よく「レベルが」という表現がされていますが、日本の馬の質は世界でもトップレベルだと思います。それが世界的なレースで活躍できていなかったのは、挑戦する回数が少なかったことが一番ではないでしょうか。

◆国内のレースの方が賞金が高いわけですから、わざわざお金をかけて海外に出ていく理由がないですよね。下手するとヨーロッパのG1なんて、日本のオープンクラスの賞金しかなかったりするわけです。そりゃ、国内で走っていた方がいいですよねぇ。

◆そういう意味ではドバイワールドカップはヨーロッパよりは近く、賞金は世界最高額ですから、チャレンジする理由はあるわけです。名誉もついてきますしね(^^;。それでも、日本の馬が勝つ日が実際にやってくるとは正直思っていませんでしたので、この映像を見たときは鳥肌が立ちました。感動です。

◆レース的には向こう上面でのヴィクトワールピサの仕掛けでしょう。スローペースを見越してのこのチャレンジが評価されるべき。トランセンドも、横向いてもの見しながら走っていたところをヴィクトワールピサが来たおかげで前を向いて走るようになった。これがトランセンドが粘り切れた理由の1つでしょう。

◆となると、歴史的な日本馬のワンツーを実現させたのは、「藤田が見事なスローペースを作り出したこと」「デムーロの向こう正面の仕掛け」が大きな要因だったのではないでしょうか。もちろん、角居調教師があきらめることなく毎年のようにチャレンジし続けた結果であることは間違いありません。

◆挑戦すること、継続すること。とても大切でなかなかやりきれないことですね。敬意を表します!

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