この2週間を大切に…

深夜のこれくらいの時間が自分にとってもっとも心地よくなったのはいつの頃からだろうか。


まさか30歳を過ぎたこの時期になって、結婚という大きな通過点を目の前に控えたこのタイミングで、深夜のこの時間にやっているアニメに没頭するなんて思っても見なかった。
このアニメ、大学生たちが繰り広げる恋愛ドラマだ。よくある設定。三角関係。今さら胸をときめかせるようなものでもなければ、自分が過ごした学生時代なんかとこれっぽちも重なるところはない。それなのにどうして・・・?
主人公の男の子が最終的にたどり着く、「かなわない恋に意味なんてあるのか?」という問いとそれに対する答え・・・「意味のない恋なんてない。君を好きになってよかった。」・・・がものすごく心に響く。
思い返してみれば、恋愛とかに関係なくいろんな人との出会いがあって今、自分はここにいる。人を好きになるのは恋愛の場面だけじゃあないはずだ。そんなものをもっとずぅ?っと通り越したところにある気持ちだってある。もしかしたら友情とかはその中の1つなのかもしれない。
ついぞ、目の前にある結果だけを見てしまいがちだけれど、そこに至るまで30年とちょっとかかってるんだ。いつのことかは覚えていないけれども、この夜中が僕にとってとても大切な時間になったことにだって意味があるのかもしれない。30年という時間を過大に評価するつもりはないけれども、それなりの時間なんだよな。その積み重ねの結果が相棒との結婚という形なんだっていうこと・・・そう考えると改めて結婚をするっていうことは大変なことなんだなってわかる。
だからこそ、結婚ということの意味、そしてこれから自分が進んでいく道を改めてじっくりと考えてみたいんだな。
現実の生活をしっかりと見つめることが何よりも大切。けれども、ケイスケという1人の人間がこの世に生を受けた意味を、本気で考えていいタイミングなんじゃないかな。自分にとって、相棒にとって、僕たちを取り囲む様々な人たちにとって意味のあるものとなるように。自分が、相棒が納得してこれからの時間を満たしていくことができるように。とても難しくて、とても答えなんかにはたどり着けそうには無いけれども・・・そもそも答えなんてものは無いのかもしれないけれども、それでも僕は考えていきたい。
今あるのは、何年も後になって相棒と一緒に今の僕たちを振り返ったときに、言葉なんかなくても心があったかくなれたらいいなっていう気持ち。
いつまでも隣にいる相棒の笑った顔を見るだけで自然と笑顔がこぼれてしまうような。そんな生き方ができたらいいなっていう気持ち。
先にあるものは見えなくて不安になっても、相棒がいるだけで一歩を踏み出せるんだろうなっていう安心感。
もっともっといろんなことを考えてみたい。

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