「奇跡と呼ばれた学校」

オススメ度:●●●●●(5点満点)

これは読んだほうがいいです。読まないとだめです。学校の先生、子供を持っている保護者のみなさん、ぜひ読んでください。

Amazon:奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)

 

 ◆私(=公立ではない)で学習を提供する立場で読むわけですが、かなりショックでした。公でこれだけのことができるわけですね。「学校」とはこうでなければならないのですね。◆「志望校全員合格」を目指すわけです。それが地域の保護者の、何よりも生徒の願いですから。でもそのためだけに勉強するわけではないところがすごい。そしてそういう仕組みを作り上げた荒瀬校長以下のスタッフがすごい。これだけのシステム、そう簡単には作れませんよ。◆その後もいくつかの本を読んでいますが、システムを考案することはそう難しくないのですね。アイディアマンがいれば何とかなりますから。問題はそのあと。◆いわゆるPDCAっていうやつですね。計画して、やってみる。それだけだと長続きしませんから、内容をチェックしながらさらに先につなげていく。これを様々な制約の多い公立の先生が実現したことが素晴らしい。公立の先生がが皆こうであってほしい。またそういう先生方の気持ちを実現できる仕組みであってほしい。◆新教育基本法はまともな論議がなされずに可決してしまいましたから、果たしてそこまでの実のある仕組みを伴っているかどうかわかりませんが、法律なんて運用の仕方次第で良くも悪くもなるのでしょうから、なんとかしていってほしいものです。公立の先生方の今後に期待したいものです。そして、私の人間も負けないように一層努力していかなければなりません。

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