CANON EF70-200 F2.8 L IS USM
(※ *1.6 = 98mm-320mm)
(※ *1.4 = 156.8mm-448mm F4)
◆一般のアマチュアカメラマンにとって、この「70-200 F2.8 IS」というレンズは垂涎の的であると思っています。ある程度一眼レフに慣れてきた人間にとって値段的に手が出そうで出ないのがこの「70-200F2.8 IS」。ましてや「1.6倍」の「APS-C」ではかなりの望遠レンズとなるこの「70-200」は、年間の使用回数も少ないはずで、思い切って買うには何かと敷居が高いわけです。◆ただわしの場合、むしろ望遠を使う頻度の方が高いわけで、「300mm」レンズを買うお金も度胸もなくわざわざ「エクステンダー」まで手に入れるくらい望遠の世界が大好きなわけで、この「70-200F2.8」を購入するのは自然な流れだったといえなくもありません。◆個人的には、「F4」に写りではかなわないレンズだと思っています。絶対に。けれども「F2.8」、「IS」による恩恵はそのデメリットを超えます。わしはプロ写真家ではありませんから、写りを究極に追い求めるよりもその時その場を切り取って残すことの方に重要性を感じます。で、そのためには「200mm」「F2.8」「IS」「+エクステンダー」は必要不可欠なものであったということです。
◆今は30万円もする「EOS 5D」を購入する人も多く、デジタル一眼レフにかかる金額の平均はぐっと上がっているのかもしれません。「Kiss」で一眼レフへの入り口を広げ、そこから「レンズ」「中級機」「ハイアマ機」・・・とマーケットを構築するやり方はさすがでございますね。◆そしてそれはライバル「Nikon」も同様ですね。NikonはCanonより露骨に、入門機のラインナップ拡充に努めてきたように思います。裾野を思いっきり広げたところで昨年のD200、今回のD300にD3ですから、2007年はデジタル一眼レフ業界の今後の流れを決める大きな分かれ道になるのではないでしょうか。果たして勝者は!?
07年発売の主なデジタル一眼レフカメラ
- CANON EOS 40D:13万前後
- CANON 1D Mark3:44万前後
- CANON 1Ds Mark3:70?80万?
- Nikon D300:20万強?
- Nikon D3:50万強?
- SONY α700:15万前後?