林泉寺

娘をだましだまし、林泉寺までたどり着きました。会社の上司にぜひいっとけと勧められたところ。

ご存知の通り新潟県民、越後の民にとっては上杉謙信は越後上越春日山の武将です。上杉家は景勝の大になって豊臣家の家臣となり、次いで徳川家の家臣となるわけですが、その流れの中で会津から米沢へとその居住の地を移していくことになります。

結果、米沢には上杉神社があり、このゴールデンウィークには1週間近い日数をかけて上杉祭りが開かれ・・・となっているわけでございます。また、大河ドラマで人気を博した直江兼次公の菩提寺が、ここ米沢にある林泉寺であるあたりも手伝ってか、米沢=上杉のイメージが広まって今日に至る、ということでしょうか。

しかし、面白いことにこの米沢にある林泉寺は「春日山林泉寺」と言い、越後上越は春日山にある林泉寺を本体?としているかのような表示になっているのですね。その点は上杉氏初代の謙信公の出身である上越への配慮が伺えます。それでも、謙信公の墓所は米沢にある春日山林泉寺ですから、そのあたりはちとややこしいところではあるのですねぇ・・・。

新潟県民としては上越春日山こそ謙信公の・・・と言いたい所ですが、謙信公の上越、景勝公以降の米沢・・・と共同して盛り上げていくことができたらよいのではないかと思ったりもします。

で。

大河で一躍有名になった直江兼次公ですが、その奥さんである「お船(せん)の方」とはとても仲が良かったそうで、あやかろう、てなわけで直江兼続公のお墓でお参りをしてきたしだいでございます。