Galaxy S を使ってわかったこと①

◆大流行中の「iPhone」の対抗馬として名乗りを上げた「Docomo」の「Galaxy S」。売れ行きも好調なようで、かくいう私も嫁とあわせて一家に2台のGalaxyという状態になっている。

◆使っていくことができるか心配だった嫁も、とりあえずメール程度なら普通に送ることができるようになっている。恐らく、小さい画面でのWeb閲覧など、便利なようで実は使いづらいという事実には気づいているはずだが、それでも子供を寝かせた後、寝るまでのちょっとした時間にWebで情報収集などするには重宝しているのだろう。

◆早速、1か月ほどAndroidを使ってみて気が付いたことを書いてみたい。

◆「iPhone持ち」の会社の上司・同僚に見せたところ、返ってきた答えは「ラグジュアリー感が低い」というもの。ちょっとしたタッチの反応、画面の見せ方など細かい部分だとは思うが、トータルした感想としては言いえて妙。まさにその通りと感じた。

◆軽量化に成功したそのつくりも、逆に言えば「チープさ」を感じさせる原因にもなっていて、一長一短だが、特に日本人は細かな作りにこだわるところがあると思うので、そう考えるとやはり Galaxy は iPhone には敵わない。

◆一方で、iPhone のラグジュアリー感を(特に地方では)大きく削いでしまっているのが、悲しいかな「Softbankの回線・電波品質」であることは間違いない。地方(新潟)の人間にとっては、地方で使っている感覚で東京に行った時の電波のつかみ方の違いに愕然とする。地方では明らかに電波をつかむことができないタイミングでも、東京ではしっかりと電波をつかんでくれることが多い。

 もちろん、東京にいても電車に乗っている時や歩いていてふとiPhoneを見たときに「圏外」となっていることもあるので一概には言えないが、それでもiPhoneが圏外になってしまう時は思わずDocomoの携帯(SH-06A = バリ3)を見て、「Docomoならこんなことはないのに・・・」と思うことが多々あるのも事実である。

◆そのような基本品質(= 表面上の、専門家や技術者ではなくとも、日常使っている中で誰でもその差を感じ取ることができる、または感じ取ってしまう部分)の差でいえば、やはりまだまだ iPhone に分があるといってよい。

 

◆さて、続いては中身の部分からそれぞれを取り巻く環境を私なり分析してみたい。

◆スマートフォンを買ってまず初めに思い浮かぶことは、「アプリを楽しもう」ということではないだろうか。イメージとしてはたくさんのアプリがあって、それらを活用すれば「何でもできる」というのがスマートフォンに対するイメージではないだろうか。

◆しかしiPhoneもAndroid携帯(Galaxy)も、結局はそのアプリによってできることもあればできないこともある・・・パソコンと同じではあるが、当たり前のようにそういう壁にぶつかる。アプリを使えば使うほど、「あんなことができれば便利、こんなことができれば便利」という欲求がわいてきて、次々とアプリを使う、試す・・・でも意外と心から満足できるアプリは数えるほどしかない

◆例えばスケジュール管理アプリ。私は「さいすけ」→「Pocket Informant」→「Refills」と使ってきた。「さいすけ」の不満はTodo管理ができないこと。見栄えが好みではないこと。とはいえ、最重要なポイントは「機能面」なので、Todo管理がよりやりやすいスケジュール管理アプリを探した結果、たどり着いたのが「Pocket Informant」。しばらくこれを使っていたが、これが実は高機能すぎて「Todo機能」を使いこなすことができなかったので、結局Todo管理機能は別アプリである「(Appigoの)Todo」を使うことに。

 しかしやはり、スケジュールとTodoを一覧できないのは非常に不便なので、スケジュールの登録と管理は「さいすけ」、Todoの登録と管理は「Appigo Todo」で、閲覧を「Pocket Informant」という無駄なことをやる羽目になった。

 さらには、「さいすけ」の見栄えの不満を解消してくれる「Refills」が発表になりこちらに乗り換えたものの、「Refills」もTodo管理はそれほど高機能ではないため、あくまでもスケジュールの登録と管理の部分を乗り換えただけで、閲覧は相変わらず「Pocket Informant」で行っているような状態。

 こだわり過ぎなければよいのだが、これが現状。すべてを実現してくれるアプリなどそうそうないのだ・・・iPhone を買う人は、そういうところにこだわる人が多いような気がするのだが・・・どうだろう?

◆「アプリ」という観点から見ていくと、その量の違いから圧倒的に「iPhone」に分がある。「Android」は、アプリの量でも負けているが、アプリを探す「マーケット」の使い勝手でも負けている。そもそも、iPhone のアプリストア(App store)でさえ使いづらくて仕方ないのに、それに輪をかけて使いづらいAndroidのマーケットったら・・・言わずもがなである。

 

◆◆さてさて、ここまで書いてくると、どう考えても「iPhone」に分がある。私の場合は、その「回線・電波」の悪さに対するストレスのほうが、「ラグジュアリー感」にからくる満足度を上回ってしまったので、「iPhone」ではなく「Softbank」におさらばする決断をしたのだが、果たしてどうだろうか。この辺りは人による違いだろう。

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