日: 2024年4月21日

久しぶりに広辞苑ゲームで盛り上がる

用意するもの: 「広辞苑(最新版である必要はない)」と「遊び心」

ルール:ある人間が、広辞苑に掲載されている膨大な語句の中から他の参加メンバーがきっと知らないであろう言葉を選びます。ここのチョイスにセンスがあらわれます。参加メンバーは指定された語句について、あたかも知っているかのようにその言葉の説明をします。稀に本当に知っていて大正解!ということもありますが、それはそれで賞賛されて気持ち良いのですが、真髄はまったく見当違いの説明をお互い笑いながら聞き、質問をするなどしてその見当違いの回答をさらに展開していくところにあります。

何せ3000ページ近い広辞苑、出題する語句を探すだけでも大変なので、誰かがページ指定をして指定したページの前後それほど遠くないところから出題語句を探す・・・くらいの制限を付けてあげないと探すだけで一苦労になるので注意。

あとは全力で本気で知っている風に説明をすればよいのです。例えば、今回出題されたことばが「おうりょくこう」です。これに対して「おう・りょくこうさん、つまり人名ですね。「おう」という響きからもわかるように中国人、新時代の経済学者です。」みたいにそれっぽい説明をします(実際はもっと長く説明しますが・・・)。で、参加者がそれぞれさんざん知ったかぶりをし終わったところで、出題者から回答がなされるわけです。「おうりょくこう」の答えは「鴨緑江」という中国にある河川、ただの川です、となるわけですね。すると、それっぽく知ったかぶりをして「経済学者」とか言っているのがめちゃくちゃおもろい訳です。説明している本人もおもろくなっていきますし、聞いている方はいじり倒そうとして変な方向に話が行くようにツッコミをしたり質問をしたりして話を広げるものですからなおさら面白い。

もう1つ注意点ですが、答えが明かされた時にその場では「へぇ、なるほどねぇ!」なんて新しい言葉を覚えた気になるのですが、当然、そんなものは記憶に残る訳もなく、ただ広辞苑を使っているのでなんだか勉強しているような賢くなったような気がするだけの無駄な時間を過ごしていることを忘れてはいけない、ということですね。でも、言葉に興味を持つ、辞書に興味を持つ、相手を面白く感じさせるプレゼン能力が鍛えられる・・・といったプラスの効果もある・・・はず。ぜひ一度やってみてくださいませね。