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セーラー万年筆, 2019年限定「海波(かいは)」。美しい。しかもペン先は「長刀研ぎ」。最高。
万年筆の世界に足を踏み入れてそこそこはまってくると目につくようになるのが、Sailor万年筆(セーラー万年筆)の「長刀研ぎ(なぎなたとぎ)」という名称。一般的な万年筆のペン先よりも日本語を書くのに適しているとかなんとか。
そもそも万年筆のペン先にはいろんな種類がありますね。
- 材質
- 鉄 / スチール
- 14金
- 18金
- 21金
- 24金
- 線の太さ
- MS / ミュージック
※↑太さというより、音符を書くのに適した線ということらしい - B (Bold) / 太字
- M (Medium) / 中字
- MF (Medium Fine) or FM / 中細字
- F (Fine) / 細字
- EF (Extra Fine) / 極細字
などなど。線の太さはメーカーオリジナルのものも含めるとまだまだありますね。プラチナ万年筆は「SF (Soft Fine) / 細軟字」とか、「UEF (Ultra Extra Fine) / 超極細字」とかもあります。でも大切なのは、「細字」だからと言って皆同じ太さとは限らないこと。洋モノの方が和モノよりも太い傾向にあること・・・など奥が深いんですね。
話は逸れましたが、そんなの奥深さのあるところが万年筆の世界の楽しいところだったりして、そんな中でも個人的にはセーラー万年筆の「中細字」の書き味がとっても大好きでして、日本橋高島屋の某有名な店員さんに試筆させていただいたときに一目ぼれしてしまった経緯があります。その経験に加えて(若干中2っぽいそのネーミングが素敵だったりする要素も含めての)「長刀研ぎ」ペンは高価でもあるのでそのプレミア感も相まって、もはやこれは「憧れ」なのですね。
通常の「長刀研ぎ」の万年筆は55,000円と十分に高価で手が出ないのですが、これはさらに「エボナイト」という素材を使って作っているということで「20万」もする高価な万年筆になっており、その見た目のデザインが好みであり、「海」をモチーフにしているところであったりといろいろとストライクゾーンなのです。20万もしますが、限定「400本」ということもあり、もうその辺ではめってに見かけることがなく、市場に出回っているブツも数えるほどでしょう。中古で出回ったとしてもとても買える金額ではないですけどね。まさに憧れです。