日: 2020年6月24日

セーラー万年筆が・・・

このPLUSという会社、2018年春にセーラー万年筆の筆頭株主となり、今回子会社化するという流れで、約2年かけて整えてきたことを考えると双方前向きな事案だったのでしょう。

でも、一方でPLUS社は、文房具業界第1位のぺんてるの買収も図ったことがあり、何やらきな臭いというか、手段を択ばない会社にも見えます。実際、「ビズネット」とか「アスクル」と言えば、ある程度の規模の会社で働いていれば一度は目にしたことがある会社。つまり文房具メーカーというよりはオフィス向けの商材なら何でも扱うという物販の会社です。そんな会社が万年筆にこだわりをもってやってきたセーラー万年筆という会社の文化を大切にして今後も維持していってくれるのかどうか・・・それこそ、いつかは持ちたいと思っている「長刀研ぎ」なんていう、恐らくたいして儲からないであろう特殊なペン先をした万年筆が今後もちゃんと維持されていくのかどうか不安でなりません。

経営活動という意味では、短期間でこれだけ大きな規模に仕上げた会社ですから、ビジネスはうまいのでしょう。そんなところと手を組めば、職人気質でともすると商売が下手だったかもしれないセーラー万年筆にとってはその弱点を補ってくれるわけですから、まさに渡りに船ですものね。これで業績回復して、職人の会社がやりたかったことをしっかり実現していってくれることを願います。

万年筆, Silvano Biagini 3本挿し

先日、ソルドマンペンケースをゲットしたことで十分満足しているのですが、こういうシンプルなのもよいですね。

わし、カバンの中にバッグインバッグを入れて整理整頓をしようとしつつなかなか実現できていない人間なのですが、これはバッグインバッグのポケットにちょうど入りそう。


で、この写真のようなすっぽりと万年筆が収まれば、他の万年筆と干渉することなく=傷つくことなく万年筆を収納できて持ち運ぶことができる。しかもご覧のとおり万年筆に直接アクセスできるから取り出しもしまうのも簡単という優れものになりそう。

うん。こういうのもよい。