とりあえず、本題はこちら(http://ja.wikipedia.org/wiki/P-02D)。
◆絶対に、同じ考えの人って多いと思うんですけれども・・・携帯できるデジタルツール・・・しゃれた言葉では「ガジェット?」とかいうらしいですが・・・って多いじゃないですか。
- 携帯電話
- 音楽再生ツール(iPod、Walkman)
- デジカメ
- ゲーム(DS、PSP)
- ワンセグテレビ
- 電子辞書
などなど。
◆それぞれ見れば、小さくて便利で、カバンやポケットの中に2つも3つも持って歩いている人って多いんじゃあないでしょうか。でも、もちろんそういう状態は「かさばっている」わけで、できればもっとシンプルにしたいものですよね。
◆そうなってくると、それぞれがより小さくなるよりは、それぞれの機能が1つにまとまって持ち歩くものが少なくなることが理想です。見た目のおしゃれさもそうかもしれませんが、「iPhone」が売れているのは、「電話」「インターネットが見れる」「メールができる」「ゲームができる」「音楽が聴ける」「辞書にもなる」「地図も見れる(ナビもしてくれる)」「手帳になる」・・・など数多くの機能を「アプリ」という形であの小さい中に詰め込んだことが受け入れられたんじゃあないでしょうか。
◆もっと言うと、もともとは「iPod」からの派生ですから、ガジェット好きではない「音楽好き」な層にも注目されたことでユーザーを増やしたのでしょうね。「音楽好き」な層は(イメージですが)オシャレなものに敏感だと思います。となると、そういった層が注目するもの=おしゃれという図式は十分に成り立ちます。PCが好きな層はともすると「おたく」「マニア」になりかねませんので、そういった人たちに受け入れられるものは売れたとしても万人には受けない可能性があります。
◆となると、「おたく」や「マニア」というようなもともと放っておいても注目してくれるような人たち以外の層に振り向いてもらえなければ爆発的なヒットはしないわけです。素晴らしい戦略。
◆さて、「iPhone」のヒットはつまり、携帯電話に携帯電話以外の機能を求めている層がそれだけ多かったことを証明してくれました。もともと日本は「ガラケー」と呼ばれる、「何でもアリ」携帯が売れる国ですから、納得といえば納得ですが、「ガラケー」の悪いところは「なんだかんだと制約が多い」ところでしょうね。今となっては「iPhone」も制約があってやってられませんが、「ガラケー」ほどではありません。
◆となると、ガラケーの行く先は「①制約をなくす」「②さらに詰め込む(ゼネラリストを目指す)」「③特化する(スペシャリストを目指す)」しかないわけですね。きっと①はないでしょうし、②はさらなるツールの開発や普及がないと難しい・・・残る道は③となるわけですね。そこに価値を見出してもらおうと。
◆ようやく「Lumix Phone」ですが、少なくとも私の周りには「ガラケー」を「カメラ機能」を基準として購入する人間が多数います。また、そこまでいかなくても、今の「カメラ機能」に不満を持っている人間がほとんどです。で、デジカメを持ち歩いている人もたくさんいますよね? 「かさばっている」んですよ、みんな。
◆ですから、この「Lumix Phone」、バカ売れはしないと思いますが、特定の層に必ず売れると思います。発表されてから、DocomoかSoftbankかauかがずっと気になっていましたが、CEATECを見てみるとどうやら「Docomo」からのリリースとなりそうですね。必ず特定の層には売れると思いますよ。
◆わしも、今は「Docomoの携帯①(個人通話用)」「Docomoの携帯②(会社用)」「③iPhone(データ通信用、仕事用)」「④デジカメ(Lumix)」を持ち歩いている状態ですから、まぁかさばっているのですが、Lumix Phoneを買うことができたら①と④が一緒になって持ち歩くものが3つに減ります。②はカバンに入れっぱなしのことが多いので、①をポケット、③は手持ち・・・とするとかなりバランスはよくなりますね。忘れることも無くなりそうです。
◆後は財布との相談になりますが、Docomoはポイントが貯まっているのでそれを使えば問題なさそうです。わしじゃあなくて、かなりぼろぼろになってきた嫁の携帯を交換するっていうのもよさそうだなぁ・・・。