日々雑感 2025/9/18

これは良い記事。子供とゲームの距離感、そこの親とのかかわり方。

 


 
 

一番共感したのは記事の最後にある「かまいたち 濱家さん」の「その内容が全般に伝わるわけではない」という指摘(フォロー)。これは本当にその通りで、子供にとって良くないのは「世間に流れている子供に良さそうな情報であったり、ある親が子供にやってよかったといわれる情報を、その上っ面だけなぞってそれをそのまま自分の子供にやれば同じ結果が出るかもしれないという浅はかな希望と期待をもって自分の家に導入する親の存在」だと思います。まずは目の前にいる自分の子供の本質を常に見続けること、人間なんてそんなに簡単な・単純なものではないので答えなんてないですから、見続けてその時に応じてその子供に応じて必要だと「親が自身で判断をして責任をもって」それを実践していくこと。その時に世の中に出回っている様々な情報を参考にするのは良いと思いますが、それが目の前にいる子供(人間)にあっているかどうかをよく吟味しなければならない。これをしない親は失敗しますね。そして往々にしてそういう親は責任を負う覚悟ができていない。どんな手法であれ考え方であれ、それを親として子に伝える以上、それは親の責任です。そしてそれをやった結果、子供がどのようになろうがそれも親の責任。それは勉強にかかわらずすべてのことに言えると思うのですね。それを示唆しているこの濱家さんのフォローは素晴らしい。

そして話の元になったRGさんの話。これはRGさんは、「お子さんがゲームの道に行き切ってしまうことを許容し、その場合の覚悟をもっている」というのがポイントですね。だから高価なコントローラーを買い与えてやらせた。こういうの芸人さんの強みだと思うんですね。一般の人なら進まない道を進む覚悟と責任をもって、テレビに出ているということは成功を収めている。その成功体験が子供とのかかわりでもよい方向に発揮しているんだと思うんです。自分がやりたいと信じた道を突き進むのが一番良い、という成功体験があるからそれをそのまま子供を信じてやらせてあげることができる。そしてそれは上に書いた通り一番良い形だと思うんですね。

この記事に注目する親御さんは、恐らく「都立西高校」という東京でも日比谷高校と同程度のトップレベルの高校に合格したお子さんの成功事例の1つとしてとらえる場合が多いと思うのですね。つまりこの記事のゴールを「勉強で成果を出すための手法の1つ」と捉えてしまう可能性がある。しかしそれは否で、この記事の本質は「その時その時、自分の子供を信じて自分の子供がやりたいと思ったことを信じて(その先どの道に進んでも子供が納得してくれていればそれでよいくらいの覚悟をもって)全力で支援をして、結果として「都立トップレベルの進学高校に進学した」というだけのこと。「だけのこと」と書きましたがそれがいかに難しいかという話でもあります。そこまでやってあげるためには、その親の成功体験だけでなく、当然のことながら経済的な余裕もなければいけませんからね。

ということで、この記事はとても良い内容だと思うので、受け取り方を間違えないようにして、自分の子供と接していくことが大切だと改めて思った次第です。我が家は成功している芸人さんのような経済的な余裕はないかもしれませんが、それでも自分の子供が進みたいと思っている道に向けて全力で応援・サポートをやっていきたいと思っています。

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