これまで大切にしてきたカメラを手放します。さよーならーー!!
さて。
「さよーならー」なんてあっさりと書きましたが・・・悩みました・・・。風が我が家に来た翌年だったでしょうか、EOS 20DとEF28-135を購入してひたすら風を撮りまくりました。たまに相棒と遠出をする時にも、その辺をちょっと散歩するときにも必ず20Dを持って出かけて、年間1000枚では聞かないほどの写真を撮りまくりました。
その後、レンズがどんどん変わっていきます。EF28-135がシグマの18-50になり、EF24-105 Lになり。望遠がほしくなっては中古でEF70-200F4を購入し、すぐに手放していよいよEF70-200F2.8 L ISを購入し、さらに望遠がほしくなったところでExtender1.4を購入し・・・カメラにどれほどの金を突っ込んだんだよ!?と我ながら呆れそうになるほどのめりこみました。
20Dのシャッターが壊れて7Dに代わってからも変わらず写真を撮り続け、でもそのカメラとレンズたちのおかげで風と娘と相棒の大切な時間をきれいな写真にして残すことができました。とれた写真の数だけ、このカメラとレンズには愛着があります。高い買い物でしたから、もうこいつらは手放さず、このままずっとぼろぼろになっても使い続けようと思っていました。
でも、こんな贅沢なものを持ってしまっていたが故でしょうか、相棒とけんかになったこともありました。
そんな10年ほどの歴史があり、今回たまたま、相棒の友人の結婚式に合わせて娘もつれて東京に行くことになりました。娘に東京を見せてあげたいと、そんな思いからでした。けれどもそれは当然、想定外の出費になるわけです。決めた当時はそれでも娘の良い経験になる、なんて思って話を進めてきましたが、今回実際に東京に行ってみて、思った以上にお金を使ってしまったなぁという思いがあり、相も変わらずそのあたりの感覚が鈍い自分自身を情けなく感じているところでした。
以前に大喧嘩した経緯も含めて、いろいろと自分の中で反省を態度で示そうという気持ちになってきた結果が、「EOSを手放す計画」となったわけです。
また、この「EOSを手放す計画」を実行に移す決断を後押ししてくれたのが、「マップカメラ」というカメラ屋さんの「ワンプライス買い取り」という制度でした。ワシはカメラとレンズを手放すつもりがなかったので、「道具」と割り切って使い込んできました。ですから、傷も多かったですし、状態もそれほどよくはなかったと思っています。けれども、マップカメラさんのワンプライス買い取りは定額の買い取り制度で、状態にかかわらず一定の金額で買い取ってくれるというものなのです。
超丁寧に扱ってきている人にとっては、査定額のマックスがそれほど高くは設定されていないため、魅力を感じないことでしょう。けどワシのような人間にとっては非常にありがたい制度。
たとえば(2014年5月時点で)、EF70-200 F2.8 L IS USMというレンズ、カメラのキタムラさんでは買い取り上限が15万弱に設定されているのに対して、マップカメラさんでは10万弱と5万ほどの違いがあります。わしのEF70-200の状態では、キタムラさんの15万に目がくらんで持ち込んだところで、叩かれた値段になっていたことでしょう。仮にマップカメラさんと同程度の金額で買い取ってもらえたとしても、叩かれて9万なんぼと最初から9万なんぼでは精神衛生上大きな違いがあります。査定後に文句を言われないという安心感。
加えて。
カメラのキタムラ、各地に店舗がありますが、店員さんが優しくありません。カメラを好きで好きでたまらない、という店員さんをあまり見かけません。店頭でのカメラの扱いも少なく、相談にもあまり載ってもらえる感じがしません。一方で、マップカメラさん、電話での問い合わせへの対応がとっても丁寧、とっても親切で、「もう任せちゃおう!」という安心感につながります。かなりわがままを言いましたが、とてもよく対応してくれました。
結果。
- EOS 7D
- EF24-105 F4 L IS USM
- EF70-200 F2.8 L IS USM
- EF Extender 1.4 II
以上の4つを下取りに出して、新しいカメラを購入することにしました。
新しいカメラはSONYの「α7」という「ミラーレス」の一眼レフカメラです。ミラーレスというコンパクトなサイズのカメラですがなんと「フルサイズ」です。「35mm」で撮影できます・・・このカメラの中古備品をゲットすることにしました。
細かい金額は書きませんが、上記4つを下取りに出して、α7レンズセットの中古備品を購入して、それでも10万強の金額をゲットすることができました。
これをもろもろの支払いに充てることで、自分の心の中にある反省を態度で示そうかなと。「なら新しいカメラ買ってんじゃねーよ!」というツッコミがありそうですが、さすがにカメラのない生活は想像ができませんでした。撮影する頻度は下がったといえ、まだまだ娘の写真、風の写真、相棒の写真は撮り続けたいですから。ということで、α7が届いたらまたレポートをしたいと思います。