2024/2/24, 直前模試

今日土曜日はいつもなら塾はない日なのですが、入試本番まであと10日ほどに迫っていることもあって「入試本番と同じ制服で模試を受けましょう」という「直前模試」というイベントがありました。これ、良い視点・良いイベントだと思います。


ずっと昔、まだわしが若くて現場で日々授業を担当していたころ、とある生徒から「お昼休みに普段の中学校での昼食と同じノリで世間話をしながらお弁当を食べていたら、高校の先生に静かにするように注意された」という報告を受けたことがあります。本人の言葉では「普段通り」とのことですが、コロナ禍を経験するはるか昔のことですからそうとう大きな声を出すなりしてのんびりと昼食をとっていたのだと思います。残念ながらその生徒は(注意されたことが原因かは今となってはわかりませんが)不合格になりました。

高校入試に向けて引き締める視点が足りなかったことをいまだに悔いている事例の1つです。必要以上に緊張させても意味はありませんが、入試本番に向けて敢えて「制服で模試を受ける」というのは良い取り組みなんだと思います。今年から出願が学校単位ではなく生徒個人になりましたので、以前のように同じ中学校の子どもたちが受験番号でつながっているということは無くなるかもしれません。すると、全員が同じ条件ではありますが、周りの生徒は全く知らない人ばっかり、という孤独の中で試験の1日を過ごすことになります。その本番を見据えて良い練習になったのではないでしょうか。

娘としては、「自分たちの制服だけがダサい、恥ずかしい?と思っていたけれども、どの学校の制服もそれなりにダサカッコ悪くて安心した」と独特の視点で振り返っていましたが、それも含めて?良い経験だったでしょう。

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