2024/2/12 新潟県高校入試が始まっています

1月の私立高校入試から始まって2月の私立高校入試が進行しています。公立高校入試までちょうど1か月くらい、ということでちょこっとまとめ。

まずは特徴点として、私立の新潟明訓の併願受験者が733名、前年比マイナス100名程度になったということ(2024年1月16日の新潟日報記事) / ※前年の入試情報は育伸社さんのサイトにありました。これ、この学年の学力上位層が例年に比べてうっすらと人数少ない状況なのではないかと読みます。学校の先生にとっては、「(去年までの感覚だと)明訓の併願は厳しいから第一とかにしておいた方がいいよ」みたいなアドバイスをする生徒が、1中学につき数名いる(いた)んじゃないかと思っていて、その積み重ねがこの「マイナス100」という結果につながったのではなかろうかと。一方で、合格者は例年並みの650名ほどになっているらしいので、かなりボーダーラインは下がったと思われます。

これも言い方を変えると、(失礼な言い方になってしまうかもしれませんが)昨年までなら合格できなかったであろう100名ほどが明訓高校の併願試験に合格しているということ。

ということは、新潟高校理数科もしくは新潟高校普通科・・・影響が出たとしても新潟南高校理数科あたりまでだと思いますが・・・つまり新潟高校で志願者が減るのではなかろうか・・・いや、新潟高校の志願者が100人減るかというとそういうことではなく、その「明訓高校の併願に昨年までなら合格できなかったであろう100人は「(普通なら新潟高校の併願先になっている)明訓に受かったからには新潟高校にチャレンジしよう!」という思いになるのは想像に難くない。

ですから、新潟高校の倍率は例年とそれほど大きくは減らず、それでも統一模試を見る限りは理数科を志望校としている人数がやや少なく見えるので、普通科と理数科をあわせて多少減るくらいでしょうか。とはいえ(例年だと明訓併願に受かるのが難しいくらいの学力の人たちがチャレンジしてきているので)中身的(実質的)には外に出ているほど高い倍率の試験にはならないのではないかと読んでいます(=チャレンジした人が不合格になるという当たり前の結果に落ち着くと思われる)。

チャレンジ勢ではなく、ボーダーライン的に判定されている人たちはよほど通知表が悪くない限りは合格できる可能性が例年より高まるのではないかと思っています。で、例年ならちょっと厳しいのではないか・・・と思われるラインにいる人たちも、通知表が良い人は逆転合格できてしまうかもしれません。3年後の新潟高校の進学実績がやや心配ではありますが、新潟高校の授業進度や難易度が変わるわけではないので、ギリギリで合格した人たちは覚悟して授業についていかなければなりませんね。まずは初回の倍率がどうでるか、(表現は悪いですが)楽しみでなりません。

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