◆それは、この記事でございますよ。
(2013/11現在、リンク切れ)
◆どこからどう考えても、これかなり素敵ですよ。この前の町村さんも似たような趣旨のことを言っていましたが、続けてあの強面で話し方が堅っ苦しい感じの石破大臣がこういうことを言うわけですから、「もしかして内閣の方針?」なんてかんぐってしまいそうになるくらい素敵なことです。
◆個人的にはUFOなんていないと思っています。自分で目にすることがなければ信じません。でも心のどこかで「もしかして・・・」という期待はあります。矛盾しているようですが本音です。で、そんなどうでもいいことに対して答えたことがまずポイントアップの1点目。◆2点目は、記事を読んで分かるとおり、さすが日ごろの話し方も遠まわしで鬱陶しくて、いかにも「ザ・政治家」という感じのこの人が、そのままの話し方で・言い回しで、UFOというどうでもいいようなことを熱く語っているのが面白いわけですよ。◆しかもその話し方の根拠が全て政治的なのがまた笑えますよねぇ? 「個人的に」って言っているのだから、根拠なんでどうでもいんでしょうに、「災害派遣か・・・」とか「領空侵犯ではない・・・」とか法的・政治的なところに根拠を置いてまじめに語っているんですから。声に出して笑いそうになりました。
◆これはもちろん悪い意味ではありません。ほんのちょっとしたことですが、こういうことで政治がぐっと身近になります。今や人々の趣味嗜好は細分化され、それを助長するように情報量は増える一方。ただでさえ多い情報の中で、自分に必要かどうかを考えた上で情報の取捨選択をしている人がどれほどいるでしょうか。◆普段、特に意識もないまま生活をし、その中で自らの琴線に触れる情報が見つかったら、後はそれをインターネットで追い続ける。そしてそこには膨大な量の情報が漂っている・・・情報には事欠かないわけです。自分の好きな情報の世界に没頭できる今、必要のない・琴線に触れないような情報の世界に敢えて身を投じるような無理をする人なんているわけがないのです。◆そのどうでもいい・・・自分とは程遠いところにあって、縁遠い情報であり、触れなくてもデメリットはなく触れてもメリットがない「政治」という世界の・・・情報なんて、むしろ意識して避けてしまうのではないでしょうか。
◆そう考えると、「UFO」という誰でもが興味を持ちそうなキーワードを持ってきて、そんなことが入り口になってそちらの世界の情報に触れるきっかけになればよいのだと思います。もちろん、それがただの人気取りになってはいけませんから、今回の大臣のような一見バランスが悪いような語り口調、根拠の取り方は最低限のラインになるような気がします。あくまでも行政の話題であると。
とにかく、面白く読ませてもらいました。