オススメ度 ●●●●○(4/5点)
ついにこの手の健康志向の本を読むようになったかぁ・・・という感じです。もともと(とは言えいつ頃からかは覚えていませんが)血圧は高めでした。そういわれて来ました。けれども若さって怖いものなしじゃないですか。特に健康に対しては。今まではなんとも思っていませんでした。でも、最近は違うんですね。
◆健康診断で何度か計りなおさないと正常な数値が出ないことが度々あって、それから気になるようになりました。でも、そういう時は「高かったらどうしよう・・・?」という緊張から血圧があがるタイプみたいで、何のプレッシャーもないときには普通の血圧の数値を示します。だから大丈夫・・・でもちょっと気になるんです(^^;。
◆で、体に良いことをすれば・・・と思って買ったのが「Wii Fit」だったのですが、加えて食習慣を含めた生活習慣を少しでも正すためにこの本を読むことにしたんです。そうしたら・・・!!!!です。
◆いやぁ、この本ったら驚きますよねぇ。「”薬で”」どころか、むしろ「高血圧を下げるな!」というような内容になっておりますよ。実際に読んでみると「なるほど」と思える部分が多々でてきます。◆例えば、現在の高血圧の基準が策定されたのはつい最近であって、それまでは「上160?下100」くらいまでは高血圧ではなかったそうなんですよ。「なにそれ?」って感じです。現在の血圧の基準になったことで以前より大量に降圧剤が使用されるようになり、年間予算では数千億円が降圧剤に費やされているのが現状であると。直接は書かれていませんが(背後で)製薬メーカーの糸引きがあったのではなかろうか・・・と思わせるような表現が何度か見られます。◆まぁその部分は想像の域を出ませんが、否定することも難しそうな感じですね。そんなことを考えるとなおさら、薬を使って無理やり血圧を下げ続けることへの抵抗を感じます。
◆さらに過去の調査の結果では、使用する降圧剤によってはよろしくない影響もでてくるようですね。血圧が下がることで、血圧が原因となる卒中の発生率が下がる変わりに他の病気の発生率が上がるとかなんとか・・・。トータルでは他の病気で亡くなる確率がやや高いとか・・・。怖いですねぇ。◆詳細はこの本を読んでいただくとして、まぁこの方が言ってらっしゃる見地での(長期)検証はなされていないようなので、それが行われてこの方の説が実証されるまではどちらを信用するべきかは怖いところですね。下手のことは出来ないかな、と。
◆ただし、1点だけ・・・。「高齢になるにつれて血圧があがるのは自然なことである」という部分は注目に値します。だから、高齢者ほど無理やり血圧を下げてしまうと弊害が出る可能性のほうが高いと。これまた詳細はぜひ本書を読んでいただきたいのですが、これにより「日々の生活を律し」ながら「自分の体のことをしっかりと考えるようにする」ことが大切なのではないかな・・・と思うようになりました。特に食習慣の乱れには気をつけなければならないところでございます。