6月 062017
 

めだかの難しさであり、うさん臭さでもありますが、「めだかの品種改良に決まりはない」という事実があります。

学会があるわけでなく、ルールがあるわけでもないので、めだかをやっている人がそれぞれに独自に名前を付けているのが現状なのですね。

とは言え、ブームになる前、品種がそれほどなかったころに華々しく世に出たメダカはある程度、認識が共有されたものはあるなぁ、という感じでしょうか・・・あ、偉そうに書いてますが、めだか歴5年程度で得た知識と感想+偏見であります。

例えば、

  • 楊貴妃・・・ヒメダカより朱赤が濃いもの
  • ブラック・・・天然のメダカ(黒めだかとも)より環境による体色変化が少なく黒が強いもの。
  • 幹之(みゆき)・・・対外光が強く、光っているように見えるもの。

といったところ、楊貴妃でめだかに興味を持つ人が増え、幹之がブームのきっかけになったみたいな感じでしょうか(想像含む)。

 

幹之メダカで言えば、私がめだかを始めた数年前、その光をいかに強くするかが全てだったように思います。最初は背びれや尾びれ・腹ひれに光が出ていたところがスタートだったようで、これを「ひれ光」と言うようです。そこから、背びれのあたりに小さいけれども点のように光が出るようになり。これを「点光(てんこう)」と呼ぶと。そこから少し光が広がって「弱光(じゃっこう)」~「中光(ちゅうこう)」・・・中光といえば背中の中央手前くらいまで光が伸びたものでしょうか。どんどんめだか愛好家の野心が前面に出てきます。頭の手前あたりまで光が伸びたものを「強光(きょうこう)」、頭のてっぺんあたりまで光が伸びたものが「スーパー光」、頭を完全に光が覆って上見では完全に光が覆って見えるものが「超スーパー光」だとか「フルボディ」だとか・・・。

ややこしいですね。めだかを趣味にしているとはいえ、全国を回っていろいろな人のメダカを見比べて基準を比較して整えているような人はわずかだと思いますので、人によっては「中光」だ、人によっては「強光」だ、また人によっては「スーパー光だ」「超スーパーだ」「フルボディだ」と違いがでるわけですね。ググってみても、「(他所さんは知りませんが)うちではそう言っています」みたいな検索結果が多いのなんの。

さらに、皆が追い求めていた、上見全体が光に覆われているものについて「鉄仮面」という言葉が出てきます。これについてもある人は「厳密にいえば、頭頂部が幹之のひかりとはまた違った光に覆われているものが鉄仮面であり、フルボディ(超スーパー)と鉄仮面は別物だ」と言います。実際、私はフルボディ=鉄仮面だと思っておりましたし、ここ最近はそのようにとらえている、もしくは定期づけている人が多い感じがしますが。厳密な人にとっては、「フルボディじゃない鉄仮面もいるわけよ」となります。

 

さて、興味深い話だとは思いますが、そこは趣味でめだかをやっている人にしてみれば少しでも他者と違うメダカを持っていることを誇りにしたいのでしょうし、商売でメダカをやっている人にしてみれば少しでも付加価値をつけてうまみのある商売をしたいのでしょうし、という泥臭い話になってくるわけなのですね。骨董品の目利きに似ていますかね。あんな胡散臭い世界はないと思っているのですが、冷静に見てみるとめだかの世界もおんなじですね。ある意味怪しげな宗教と一緒。

開き直ってみればそれこそが趣味の世界ですね。明確な定義なんざくそくらえ、どうでもいい。すべてが定義づけられて決まってたら、それはただのお勉強です。学問です。だからこの際、鉄仮面かフルボディかなんていう議論は・・・まぁ常に流行の最先端にいたい人とか、理屈をこねまわすのが好きな私のような人間にとってはありがたいものであったりもするのですが、通常の趣味の範囲で生き物としてのメダカをめでている人にとってはどうでもいい話ですね。

 

何が言いたいかと言いますと、趣味の世界のうさん臭さと、またそれが心地よいものであること。とりあえず自分の中での幹之の定義は以下のようにしておこうという個人的な宣言と、でございます。

 

◆ベースとなる体色による違い

名称

ベースとなる体色

青幹之

青い、最も一般的

白幹之

白い、青を増やしていると一定の割合で出てくる。我が家では1~2割。

黒幹之

黒い←光が広がりにくいらしい、普通に青を増やしていても見かけない。
2017現在 : これから流行りそう。最先端のブリーダーはフルボディまで行っているようだがまだ数は少ない、特にオスの黒幹之。フルボディペアは見たことがない。頭のあたりまで光があるペアで、ヤフオクで数万の値が付く。

アルビノ幹之

文字通りアルビノ。

黄幹之

なぞ。白をベースに黄色のブチが入るという感じか。白というのも透明鱗である模様。2016から透明鱗ではない白をベースにしたものを見かけるようになった印象(ヤフオクベース)。見ていると「黄色」とは言いながら、ひめだかのようなオレンジっぽい色だったりもする模様。めだかに黄色は難しいという話もあり、それが価値を高めているのかな。本当の黄色はまだないんだと思う。黄色っぽい、が正しいか。

「カブキ」と呼ばれる系統があります。その定義は作出者である岡崎葵メダカさんのページへ。

三色

三色幹之にラメが入り、幹之のように光って見えるもの。↓ の「光の違い」にも書いたが、ラメは幹之とは別ジャンルにしたい。普通の対外光が乗った三色幹之もあるのでしょうね、素人が知らないだけで。

※透明鱗 : 岡崎葵メダカさんのブログ記事を参照のこと。個人的にはアンチ透明鱗。

 

◆光の違い

名称

光の種類

体外光

いわゆる幹之。

体色のように青白い光が一般的だが、金色のように光るものもある(金系光)。また、両方の対外光が共存しているものも(二色光)。

体内光

からだの中がぼんやりと光るもの。ネオンの光のよう。基本白で、少し緑ががったりするようにも見える。

わかりづらいけれども、対外光の中に体内光が確認できるものもあり。猫飯さんの「蛍火」もそれ。

ラメ

ウロコ1つが光ってラメのように見える。「ラメ幹之」という言い方もありますが、個人的には違和感。ラメはラメ、幹之の対外光は別物としてみたいなぁ・・・と。普通の幹之の対外光にラメがのったものも。

 

◆対外光の強さによる違い

名称 光の強さ
ひれ光

個人的には、もうフルボディが当たり前のようになっている現状、これは幹之ではない。対外光が出てこそ幹之。
ただし、幹之になるきっかけになったものではあるようなので、品種改良をやりたい人には知っておくべき知識か。

点光

背びれのあたりに光があるもの。

弱光

背びれから少し光が広がったもの。

中光

背びれから体の中央部~頭の手前あたりまで光が広がったもの。
強光

背びれから頭のあたりまで光が広がったもの。

スーパー光

頭の先、あとちょっとでフルボディになりそう、というあたりまで光が広がったもの。

フルボディ

上見で頭の先頭から知りびれの根元まで光が乗ったもの。

(上唇光)

頭を通り越してその先の唇の部分にまで光が確認できるもの。フルボディまで行っても唇まではなかなか光らない。

(下唇光)

上唇に加えて下唇にも光が出たもの。まぁ出ない。

(幅広)

山に例えると稜線の部分に光が出ていれば十分に幹之といえるが、その光がさらに横に広がり、上見で全体的に光が乗っているもの。

(鉄仮面)

我が家では見たことがないもの。幹之の光とは別物としてとらえたい。

 

以下、今のところ興味はないけれども広がりつつあるように見える幹之の展開、見かける幹之の種類。

名称 その他の特徴

ひれ長

ひれが長いもの。個人的には奇形にしか見えず、苦手。「スワロー」とか「ロングフィン」とか。

かぶき系

※黄幹之の欄に記載

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