新型プリウス

こんな記事(東洋経済オンラインのサイト)を見かけました。

以下、感想。

新型(4代目)プリウスはカッコ悪い。

これ、私もそう思いました。プリウスという車、カルディナを車検に出した時に台車として数日だけ乗ったことがあり、その時にとても気に入り、相棒と「次はプリウスに乗れるように頑張って貯金しよう」なんて話をしていたのを覚えています。まぁいろいろあってうまくいかず、プリウスなんて夢のまた夢・・・と思っていたのが急転直下、中古でよいものが見つかって今に至るわけです。

そんなこんなで急に自分の周りにプリウスに関する情報があふれ始めたとき「新型プリウスが発表される」といううわさが出ていることを知り、その数日後、実際に発表されたプリウスをWebで見たり、今のプリウスの取引にTOYOTAさんにお邪魔したときにもその話になり・・・これから中古を買うのに新型なんて見たらジェラシーかなと思ったのですが、新型のデザインを見てホッとしたというのが正直なところなのです。

 

で、東洋経済オンライン記事のお話し。リンク先では記事に対するコメントが入力できるようになっていて、すでに何人かの人がコメントを入力しているようですが、ほぼ私と同じ感想・・・まぁ、タイトルで一度けなしておいて後で誉めそやす内容であることが容易に想像できるのが残念ではあります。

さて、記事ではデザインに対していろいろと理屈をつけていくわけですが、いくら理屈があってもカッコ悪いものはカッコ悪い。カッコ悪いと思いつつ、その性能や理屈を知ってデザインには目をつむって購入することはあるかもしれませんが、第一印象が変わることはないのにこのライターの方、

第一印象も変わってくるかもしれない

なんて結論付けているものだからおかしなことになっているのですね。中身を見てしまうと「提灯記事」の印象ですね。TOYOTA寄りのライターさんなのか、そもそもTOYOTAから依頼を受けて記事を書いているのか、どちらかではないでしょうか。

 

だって、第一印象は第一印象ですもの。最初にカッコ悪いと思ったのは変わるわけはありませんよね。第一印象で「カッコ悪い」と思ったけれどもいろいろと見ていくうちにそうではないと思うようになった、とか使い込むうちに愛着がわいたというのは「第一印象からは変わった」というものです。せっかく、

「カッコ良い」「カッコ悪い」の判断は個人の自由

とフラットな意見を述べているのだから、「個人の自由だから」として「デザインの理由や車としての性能を知り、第一印象には目をつむって触れることで印象が変わってくるのではないだろうか」というような可能性や余地を残す表現でまとめれば伝わり方も違ってくるような気がしました。

 

ライターという家業ですから、何かを評価する記事が評価の対象になることは理解してのことでしょうから、少なくともリンク先の記事に直接コメントを書き込んだ人たちの意見は真摯に受け止めるべきでしょうね。そして、ライターさんにとっては世に送り出す「文章」がその全てですから、一字一句、表現には細部まで気を配らないといけない、大変なお仕事ですね。