BABY METAL ですっ

レディーガガ日本公演の前座をつとめたらしいというだけでは特に気にもとめなかったのですが、世界公演にでてカナダ・アメリカ・イギリスなどでちゃんと人を集めていると聞いてYouTubeでチェックしてみると、これがなかなか、良いパフォーマンスしてる。

調べてみると15~16のアイドルやってる女の子がやっているというのを見て驚き。さらに、バンドの面々の超絶テクニックを目の当たりにしてみればさらに驚き。

とはいえよく聞いてると、バンドのみなさまはちゃんとメタルをやっているけれども、お姉ちゃんたちはまぁアイドルですな(^^;。曲の中にはメタルか!?みたいのも含まれているのでメタル原理主義者にはダメかも(^^;。

CD聞くだけではつまらないけれどもライブ見ると面白いし、この企画をやっている人は売るこつをわかっていらっしゃるな、と随所に感じさせる仕掛けがおもしろくて。なかなか良いですよ。詳しくは後で、帰ってから。

(1)まずこのバンド名(グループ名?)、BABY METALですが、きっと「HEAVY METAL」をもじってますよね。遊び心その1。アルバムの1曲目、ライブでも1曲目に使われている「BABY METAL DEATH」という曲があるのですが、そのまま読めば「DEATH」=死ぬ・・・でいかにもメタルらしい感じですが、あまり考えずに読むと、「BABY METALです」と自己紹介をしているようにしか聞こえないのですよね。

 実際、「BABY METAL DEATH」という曲ではところどころに「BABY METAL です(DEATH)!!」というデスボイスが入っていますので、狙っているんだろうなと。

 

(2)曲ですが、エレキっぽい感じとか、今風な感じを入れつつもメロディーはとっても「X(エックス)」っぽいんですね。紅とかあの辺をほうふつとさせるメロディーラインがね。なんで、ボーカルにはアイドルを使っていながら、ターゲットとしている年齢層は当時メタルに熱狂した30代以上のオサーンではないのでしょうかね。もちろん、女の子をボーカルにしているので、若い年齢層から新しいメタルファンを作り出そうとしているのではなかろうかと。メタルファンを作る=メタルを売り込めるターゲットを作ってメタル文化を再興させようみたいな崇高な目標を表に掲げながらしっかりと儲けていこうってな、ビジネスもしっかり考えていらっしゃるのね。

 このプロジェクトをしきっている人は相当なメタル信者ではないですか?

 

まぁなんていろいろ書きましたけどね、ほんとアイドルにメタルをやらせるっていうのは盲点でした。アイドルとアニメが日本の文化だというのは理解できるのですが、これならアイドルで世界で勝負ができるかも・・・実際できてますものね・・・ほんと、すごいことだな、音楽ってやっぱすげーな、なんて思いましたよ。

 

最後に、それでも聞けば聞くほど曲はつまんねーのが多いです。メタルらしい、かっこえぇ!って思えるのは、

  • BABY METAL DEATH
  • ギミチョコ
  • 4の歌

くらいかなー。和風なのを組み合わせるのは人間椅子が実現してくれているから違和感なく聞けたけれども、古いメタルしか知らないおっさんにはエレキっぽい感じとか、ラップっぽ感じの部分とかいらんのですよね。もうちょっと純粋なメタルが多いといいなーと。歌もね。